背景
うたかたを作ったとき、「練習用の譜面は既製ツールに任せる」と役割分担だけ決めて、肝心のツールは決めていなかった。練習用に欲しいのは、メロディの五線譜・タブ譜・歌詞・コードが1枚に並んだ譜面。ついでに、いつかやりたい作詞・作曲でも使えるものがいい。
比較してMuseScoreに決めた
AIと候補を比較して、無料の楽譜ソフトMuseScore Studioを軸にすることにした。決め手はいくつかある。やりたい2用途がどちらも歌モノで、歌詞・メロディ・コードを1画面で扱えること(ギタリスト定番のGuitar Proは歌詞まわりが弱い)。最新版でカポの移調にコード記号が連動するようになり、うたかたの「keyは押さえる形で書く」文化と合うこと。そしてMusicXMLというデータ形式の出入りとコマンドライン操作ができて、うたかたとの橋渡しが太いこと。
クラウド型のSoundsliceは、譜面データを外に置かない方針と合わないので見送った。Guitar Proは、ソロギターの細かいタブ譜を打ち込みたくなったら買い切りで追加検討。
音源の配布に使うMuse Hubという常駐アプリは、音源のダウンロードを済ませてからアンインストールした。常駐アプリを増やさない方針で、音源だけ残しても鳴ることは確認済みだ。
メロディ手入力ゼロで練習譜ができた
試しに「ふるさと」の練習譜を作ってみた。流れはこうだ。うたかたに入っているコード・小節割りのデータと、公開されている楽譜を突き合わせてメロディを確定し、AIがMusicXMLを直接書き出す。それをMuseScoreで開いて、タブ譜をリンク譜表として自動生成する。これで五線譜+タブ譜+歌詞1〜3番+コードの練習譜が、メロディを1音も手入力せずに完成した。
コマンドラインからPDF変換も動いたので、将来うたかたと自動で行き来させる土台もある。
ハマりどころをふたつ
MuseScoreを使う人向けにメモを残しておく。ひとつは、MusicXMLに楽器の音色指定(instrument-sound)が入っていないと、ギターと認識されずタブ譜が選べないこと。もうひとつは、タブ譜は楽器追加ではなく「リンクされた譜表」で作ること。楽器としてタブ譜を追加すると中身が空の譜表ができて、手で入力し直す羽目になる。
感想
タブ譜もMuseScoreで書けそうだ。次に知りたいのは、手持ちのタブ譜を写真に撮って、MuseScoreの楽譜として清書できるのか。ここはまたAIと相談してみる。