背景

マリーナで働く知人と話していて、仕事のToDoを紙で管理していると聞いた。宿泊の管理に操船、イベントの企画、お客様の対応と、業務の幅がとにかく広い。屋外の作業が多くてスマホが中心。それなら、手で打つより話して登録できるほうが合うはずだ。

「話して登録できて、記録に残って、あとから傾向が見える」アプリとして作ることにした。名前は「もやい」。船をつなぎとめるロープの舫いから。ゆとり・めぐる・うたかた、のひらがなの並びにまた1つ増えた。

マイクに話すと、AIが分類する

作りはスマホ向けのWebアプリ(ホーム画面に追加して使うPWA)。ホームのマイクボタンに向かって話すとタスクが登録され、AIが「宿泊・船・イベント・お客様・設備・その他」の6カテゴリに自動で振り分ける。傾向の画面では、どの種類の仕事が多いかが週ごとに見える。

いちばん大事にした設計判断は、分類に失敗しても必ず保存すること。海辺の電波は不安定で、AIへの問い合わせはいつでも失敗しうる。このアプリの主目的は記録で、分類はおまけ。だから登録だけは何があっても通す。

お客様の前など話せない場面のために、同じ入力欄で手打ちもできる。途中まで打って音声で続けてもいい。記録は完了しても消さず、あとから傾向の材料になる。

AI分類のコストを試算した

分類には小型のAIモデル(Claude Haiku)を使っている。コストを試算すると1件0.1円未満、使い込んでも月100円に届かないくらい。カテゴリ別の傾向はこのアプリの核なので、この値段なら残す一択だった。APIキーを設定しなければ全部「その他」で保存される作りにしてあり、無料運用から段階的に始めることもできる。

これから

まだデプロイ前で、自分のiPhoneでの実機確認と、本人に触ってもらう調整が残っている。連絡手段がLINEの人なので、将来はLINEに話しかけて登録できる拡張も見据えて、その部分だけ差し替えられる構造にしてある。使ってもらえるところまで行ったら、また書きたい。

感想

知人に聞いた話を元に、メモがてら作ってみた。そのうちプレゼントしたい。