背景
スーパー歌舞伎『もののけ姫』を観た。コダマ役の子役たちが首から竹の楽器を下げていて、頭を振るあの動きに合わせてカラコロ鳴らしている。映画でコダマが立てる「カラコロコロ」という音の生演奏だ。あれは何の楽器なのか、竹楽器っぽいなという推測だけあって、名前がわからない。
正体はアンクルンだった
AIに調査をお願いした。観劇レポに「子役6人が1人1音ずつアンクルンを首から下げ、首振り音を生演奏」という記述が見つかり、ネット上の舞台写真の形とも一致。アンクルンで確定した。
アンクルンはインドネシア・スンダ地方の竹楽器で、枠に吊った竹の管を振ると、管の足が台の溝を叩いてカラコロ鳴る。1台が1音の担当で、音階を演奏するときは人数を並べて分担する。だから舞台でも子役1人が1音ずつ持っていたわけだ。
設計図まで引いてもらった
名前がわかったら作りたくなった。そのままAIに自作用の設計図をお願いして、図面3枚入りのページができた。全体の組立図、音の出る竹管の部品図、竹管を受ける台の上面図。材料と道具の表、8工程の作り方、調律のコツまで付いている。

設計の方針も相談して決めた。最初は原寸の2音版を作り、慣れたら舞台サイズ(7割縮小)に挑む。細い竹は割れやすくて難度が上がるからだ。コダマ用途なら正確な調律より「カラコロ」という鳴りが大事で、2本の管を微妙にズラした方が映画の質感に近い、というのも図面に書き込んである。
次は竹の調達から
あとは作るだけ。竹は知人の山に生えているものを、自分で切って調達するつもりだ。切ったばかりの竹は水分が多いので、乾燥させてから使う。作ったら続報を書く。