背景

うるかすラボの記事が25件になった。並べて読み返してみると、どうにも読みづらい。

思い当たる原因を挙げてみた。ですます調が単調、AI特有の言い回し、明朝体のタイトル、段落が長い、字間が狭い? AIと一緒に分析してみると、効きそうなのは「AI特有の言い回し」と「見出しのフォント」の2つだった。

まず見た目を直す

こっちは早かった。見出しを明朝からゴシックに変えて、間延びしていた字間を戻す。本文は16pxから17pxにして、行間と段落の間隔も広げた。字が育った分だけ本文の幅も672pxから768pxに広げて、1行42字前後に。書籍に近い行長だ。

いちばんの原因はAIの言い回し

読みづらさのいちばんの原因は文体だった。たとえばこういうやつ。

  • 「太字ラベル:説明」形式のリストの連発
  • 同じ語尾の繰り返し。「〜ました。〜ました。〜と思っています。」。

人の書く文体だと、文にリズムがあったり、繰り返しを避けたりするが、AIだとそこに不自然さがでるようだ。

感情の代弁は特にNG

次のような感情の代弁が、いちばん自分の中でひっかかるところだった。

  • 「面白かったのは、」で始まる文。
  • 「〜を痛感しました」のような、セクション末に毎回つく締めの感想。

AIが勝手に自分が思っていないことを語っていて、嘘をついたような嫌な気分になる。 感情は自分自身のもので、AIが創作するものではない。と、強く感じた。

手直しの差分からルールを作る

手直しのやり方だが、まずAIが文体ルールの叩き台を作り、試しに2記事をリライトしてもらった。 それを自分の感性で手直しし、AIがその差分からルールを読み取って追記する。この往復を2回やった。

出てきたルールの一部。

  • ですます調はやめて、常体(「〜した」「〜だ」)を基調にする
  • 体言止めは効かせどころだけ。「達成感。」みたいに格好つけて名詞で止めない
  • 「快適圏」みたいな圧縮した造語を作らない
  • 感情の代弁は禁止。感情は記事末の「感想」に、自分の言葉で書く
  • 技術的な話など一般的ではない話には「つまり◯◯ということだ」と、共通認識できる言葉での翻訳を足す

最後のは技法ではなく、「この文、理解できる人が少ないだろうな」と思ったら先回りして助ける読み手への気遣いの話。

感想はAIが書かない

これを意図して、AIとのセッションが終わるたびに感想を一言残す運用をしていた(作業ログの仕組み)。AIはこの意図をいまだに理解してくれてないみたいだが、AIは感想は書かないで、自分が書くようにしたいという想いからつけている。

全25記事をリライトした

ルールが固まったところで、残りの記事も全部リライトした。ついでに、確認の心理的ハードルになっていた仕組みも直した。タイトル・概要・本文が別ファイルに分かれていたのを、記事のMarkdown1ファイルにまとめた。手で直すときに、1ファイルだけ見ればいい。

まとめて23記事を確認するのはしんどいので、1日2記事ずつ見直していくことにした。気になったら手で直して、その差分からまたルールを増やす予定。これで文章の品質があがることを期待している。

感想

記事内容を見直して書くのが面倒で、確認スルーして挙げていたが、このホームページのことを話したら「良いので他の人にも紹介したい!」という人が出てきて、「見る人いるんだな」という切迫感ができたので、今回見直すことになった。いつも思うが、本当、こうやって人の存在に助けられて生きているなと感じる。

また、気になっていた文の概要と詳細が別ファイルに分離してたのを1ファイルにまとめて、今後は1ファイルだけ見れば良くなった。これだけで文章確認の心理的ハードルがかなり下がり「整ってきたなぁ」という満足感を味わった。